契約書に本製作物を適用した例です。
何をやっているかを端的に言えば文書を適当に着色して視認性を良くする、というものです。
ただし、単純に着色するのではなくそれなりの工夫をしています。その詳細については次回触れます。
今回は京都大学が下記にて公開している共同研究契約書に適用しました。
http://www.saci.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2007/10/sanga04.doc
着色の方針としては、
赤 :相手方(京都大学、甲)
緑 :自分側(乙)
青 :文書の構造に関わるもの(条、項、号、表など)、法律(特許法、意匠法など)
オレンジ :日付に関わるもの(年、月、日)
紫 :費用に関わるもの(円)
ピンク :重要事項(今回であれば、実施、許諾)
といった具合になっています。これは私が契約書を読む際の自分ルールです。
このあたりの方針を定めておかないと、
逆に目がチカチカして読みにくくなってしまいますので注意が必要です。
また、これは読む前に設定(プリセット)しておくこともできますし、アドホックに読んでいる途中で設定、
リセットすることも可能です。どういうタイミングでリセットするか、どういう方針で着色していくか、
まだまだ試行錯誤の余地がありそうです。
最初は白黒でしたので、着色はアドホックに順番に行いました。その様子が下になります。
今回は適用結果の紹介だけです。
技術的に肝な部分については長くなりそうなので、次回(2. 解説編)で説明します。
この着色を普通にやろうとすると、なかなかに大変です。
また、ところどころ見ると失敗している箇所があることにお気づきになるかもしれません。まだまだ改善が必要です。(続く)