popilizerへのヒントモードの移植

popilizerにpoppySにあったヒントモードを移植できました。以下の動画をご覧ください。ゴールド色になっているのが、今見えている視野内での重要語です。

まだチューニングが残っていますが、やっと使い物になってきた感じです(★1)。この技術については最近特許出願が公開されてます。もう1年6ヶ月経ったのかという感じです。

これは、東京のHaskellの勉強会でもしかしたらこのヒントモードを見せるかなって思ったので念の為出しておきました。一昨年のことです。土曜日にHaskellJPのもくもく会、日曜日にProofSummit2019だった気がします。今でも覚えていますが、ああいう場所に行くと本当に刺激になります。また行きたいなぁ。昨年はコロナの影響でProofSummitがなくて残念でした。

これまで特許出願は6件出しており、これが3件目です。少し前まではこれは本命ではない感じでしたが、移植初期にこの機能がなくなって初めて思い出しました。これがないとダメダメですね(笑)。だからといって特許がとれるかは別問題ですが、かなりの重要技術でした。なくなって初めてそのありがたみというやつですね。正直、最近の私の考えている着色読書の戦略では、このヒントモードはそんなに有効でなかったのですが、Wikipedia等のWebページだとかなり効いてきます。記事のセクションにいい感じの単語が付与されてなかったりするからです。その辺りPDF化されているかっちりした文書と異なる。今になって技術を再評価した感じです。

話が変わるのですが、javascript段々使えるようになってきました。上の動画もそうですが、動的にWebページと遊べるのは相当に楽しいです。ただし動くまでがまだ大変ですが。型がないのが本当にキツい。我慢が出来ずに、HaskellのData.Listにある関数を少しずつ自作実装しています。これが具合がいい。まあ、もともとPDFリーダーはHaskellで実装していたので、それを再現するにはこうするのが速いというのは確かでしょう。

ただし、日本人が外国に来てその国の言葉を話さずにずっと日本語を話している感はありますが。今はまだ一人でやっているからいいかもですが。

しかし、使っているのは主にmap, filterなどのいわゆる関数型プログラミングの十八番の高階関数の中なので、いいのかなって思っています。パフォーマンスがクリティカルになったら考え直しますが、まずは実装しておきたい。

楽しくなってきました。HTMLだと文字連れがないのが気分がいいですね。昨年の今頃は確かPDFの文字ずれ問題を追っていたはずです。全然本筋でないキツい作業でした。これがHTMLにはない。なので他のパートに集中できそうです。

(★1)

このヒント機能で、Wikipedia以外のページも試してみたくなってきました。最終目標はブラウザーです。PDFリーダー機能もブラウザーと統合したい。

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