半自動着色読書

これまで、本HPでネタにしている着色読書の名称が定まっていませんでしたが、「半自動着色読書」というのがしっくりきました。英語だとSemi Automatic Coloring Readingです。セミオートで着色してくれるというのが以下の要点を端的に表せたので満足しています。

  • 色を付ける読書
  • 読者自身が色をつける読書
  • 都度つける読書
  • 構文解析にのっとって
  • 読者がルールを把握した上で
  • 高速に

セミオートライフルみたいで何かよいかなって。準自動が正確な訳な気もするし、ポジティブな意味合い(半だと半人前とかなんかネガティブ)ですが、半自動のほうがみんなが聞いたことのある単語かなって。イメージもしやすい。セミオートというカタカナを使う(セミオート着色読書)のもありでしたが、漢字に拘りたい。半自動着色読書の有効な局面として漢字の存在は外せないです。なので大事にしたい。

技術書典11への参加

今回はこの表紙でやります。こちらのページ(https://techbookfest.org/product/4572267482710016)です(★1)。概要とかサムネイルとかを見ることが出来ます。

今回は準備号扱いで、Chrome拡張の最低限の使用方法について触れます。値段も無料です。サーバーがどうなるかわからないのとかその他諸々の事情でそうしています。次の技術書典でソフトを完成させ、本も完全なものを作る見込みでいます。サーバー周りが本当に不安で、それ故に今回はひっそりと、でも技術の価値を分かってくれそうな人にはちゃんと届く、そういうアピールをしていきたいです。

ちなみに本はまだ書けていません。運営殿が今週末あたりまでに本を登録してくれるとうれしいなという趣旨のメールが来たので慌ててタイトル、表紙、概要を作製しました。結果的にはいいタイトルを考えることで技術自体の名称が固まってくれました。悪くない流れですね。全然フォローしてなかったんですが、ACM Digital LibraryのEReaderってHTML表示なんですね。ソースを見るとPDF2HTMLEXを使っているのが明らかなので、popilizerがそのまま使えそうです。PDFをサーバーにアップロード、それをPDF2HTMLで変換したものをpopilizerで読む、という運用を想定していましたがACMに関してはダイレクトに読めますね。こういう情報へのアクセスコストで全然違ってくるのでこれもいい流れ。しかしPDF2HTMLをつくった人はすごいですね。あんなのを無料で開放している。技術的にも相当硬度なことをやっているのは、私も少しPDFのレイアウト問題を触っていたので分かります。位置合わせも完璧、フォントなども。ダブルカラムとかラクラク処理できてるのもヤバイ。無料で流用させてもらっていますが本来であれば何らかの対価が渡ってないとおかしいレベル。少し話がずれますが、Texの時点で構造情報を持っているのだからそれをPDFに変える際に構造データがシュリンクしているのが勿体無いですね。本当に。

HTMLで本を展開しているサービスとしては、日本語ではBookTechという会社があります。今は技術書典とかで頒布された同人誌やそれらを商業紙化したものを販売してる感じですが、ゆくゆくは一般的な書物もHTMLの形式で扱う計画らしいです。実はpopilizer使えないかなって実験したのですが、あっさり使えたんですよね。今後の展開に非常に期待しています。

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